日研エレクトロンの歩み -History 我社のものづくりの歩み 1970年代 世の中マイコンブーム到来により、取引先と連携して開発した12ビットマイクロコンピュータを駆使したシステムが発表され、電力、ガス、上下水道、鉄鋼、パルプ、船舶、鉄道とあらゆる社会インフラに投入された。 それに伴い、対応するシミュレーション装置やメンテナンスツールが必要となった。(電機、計測業界は一気にアナログからデジタルへ) 計測制御用デバッグマシン 現地にてオンラインでソフト変更、ROMの書込み、デバッグが可能。 パルスチェッカー 各種パルス信号を発生するだけでなくパルス信号のモニタ、カウンター機能も内臓。主にパルス入力モジュールやV/F変換器等の検査に使用。 舶用データロガー基板試験器 多チャンネルのモニター基板、アナンシエーター基板の単体試験を一台でこなす。 大規模シミュレータ プロセス入力(デジタル入出力、アナログ入出力、RTD、TC入力)が大規模なシステムのシミュレーションに使用。 各種シミュレータ システムの規模により組み合わせ 最適なシステム試験の環境を構築。 1980年代 インフラ業界へのデジタル化はさらに進化し、高機能化、多様化が進む。特にパソコンを使った自動試験装置が全盛となった。 電子式積算電力計自動試験装置 当時はまだ8ビットマイコンを使ったパソコンで、計測器とつなぐGPIBコントロールはハード、ソフトとも手作りであった。 汎用アナライザ シリアルバス、パラレルバス双方のチェックができる優れもの。常時監視することによりシステムトラブル解析を容易とする。 ATS模擬信号発生器 新幹線用ATS模擬信号発生装置 施設園芸用環境制御盤 温室内の温度、湿度、日射量、などの環境制御を行い、高級果実、花などの最適な栽培をコントロールする。 1990年代 生産ラインの無人化、省略化のための自動試験器、大規模な自動ループ試験装置の要求が増えてゆく。また1980年代に開発した製品の機能アップ、改良が求められ、試験業務の効率化が必要になる。 システム試験(恒温槽) 点数2000点のプロセス入力出力のスキャンニングが可能。 タイムラグリレー試験機 10台の限時継電器の動作テストが可能。 汎用アナライザのボード化 1980年代に開発した製品を集積化、ボート化を実現した。これにより本体の監視ユニットに組み込み可能となり、より一層の信頼性を確保することができた。 2000年代 産業用コンピュータの保守用ツール、安全対策用の工具(ブルドラ、ハビットボイス)などの開発が求められる。 産コン用液晶モニタ 8インチタイプ、6.4インチタイプ これにより現地へCRTを持ち込まなくてもハンドキャリーで点検が容易となった。 ブルドラ(活線検知振動ドライバ) 電気を感じて『ブルブル』震える。常に検電しながら作業ができます。(感電事故防止に役立ちます) ハビットボイス(音声通報装置) 電気設備の現場に設置し関係者以外の人間が立ち入った場合などに注意喚起をしたり、高圧盤内の警報装置などに使用。 UPS用バッテリーチェッカー 大容量のバッテリーセルに直接接続し、一定の負荷をかけ、電圧降下を見ることにより、バッテリーの劣化の状態を見る。 2010年代 パワエレ関連(インバータほか)、代替エネルギー(太陽光、水素・燃料電池)の自動化、省力化試験設備などの要請が高まった。 制御基板自動試験装置(直流送電用制御基板) 汎用インバータ試験装置 従来、現地でインバータを単体試験を行う際は現場のポンプなどを動作させて特性をとっていたが、特殊なシミュレータを使いインバータ単体のみの点検作業を可能とした。